21世紀を展望した高齢者看護・介護の質向上をめざして
歴史の街京都伏見は、今、大きなニュータウンを抱え、過渡期にある地域です。今後の高齢社会を展望する上でも格好のモデル地域といえます。「21世紀の老人施設は保健・医療・福祉を統合したものになるべきで、それには地域のいろいろな活動との連携がどうしても必要となる」というのが、当院創立者五木田和次郎の考えでした。この地でそういう老人施設の一端を担う病院を開設することにご賛同頂きました伏見医師会をはじめ、地域団体の皆様のご支援のもと、1980年11月当病院は開業致しました。
以来、当地域における病診連携の推進を軸に、地域医療機関からの入院紹介等により病床数を維持してきました。そして、リハビリテーション及び介護を中心とした入院生活は、患者さん・ご家族・ご紹介医の皆様に高くご評価をいただいております。2000年4月からは介護療養型医療施設(193床)として新たに再スタートしました。
今後も高齢者の看護・介護の質の向上を目標として、さらに充実した環境作りと運営に努力を重ね、みなさまのお役に立ちたいと思っております。
理事長 島 﨑 淳